私の見ている世界

4人の子育てを終えて、今自分と向き合う時間がたくさん。

文化を受け継ぐもの

今日は、着物の話をしようと思います。

私幼い頃から着物を着る生活をしています。ですから、10歳の時にはすでに自分でお太鼓を結べるくらいのスキルを身につけていました。

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今でも、とても身近に着物がある暮らしですが、おそらく一般的な着付け教室の先生に私の着付けをゼロから見ていただくと「?」と思うことが多々あるのではと思います。

それでも、祖母から、母から受け継いだ着付けは、私の財産であり、誇りです。看板こそ無いですが、私にとっては自身の持つ最高の技術だと自負しています。もちろん、自分の着付けだけでなく、子供たちの七五三も成人式も私が着付けをしました。

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旅行にも着物で出かけます。着物は、帯や小物の組み合わせを変えるだけで、全く別の顔を見せてくれる、とても便利なものです。

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着物には、季節のルールや格と言うシーンによる選び方があり、とても堅苦しい気がします。

6月9月は単衣、10月から5月は袷、7.8.月は薄物。黒留袖、色留袖、色無地、振袖、紬や小紋など着るシーンによって、相応しいもの相応しくないものがあり、染めの着物には染めの帯、折りの着物には折りの帯、袋帯名古屋帯など合わせる帯にもしきたりがありますね。

 

「着物は高価」と言うハードルだけでなく、この沢山のルールと自分で着付ける難しさが、日本人の着物離れを加速しているのだろうと思っています。

今時は、初めての着物に「化繊の洗える着物と帯」もあるし、イージーオーダーの洗える着物もあります。一般的な標準サイズの方ならば中古でも揃います。それらは1000円くらいの安価なものからそこそこの価格のものまでピンキリですが、牛首紬栃尾紬のような手の届かない代物ではなく、誰もが気軽に楽しめるもの。

なので、着崩れさえしなければ、ファッションとしてもっと自由に楽しんだらいいのにと思っています。

例えば、私の娘は、着物にハットを被りますし、家にあるものの中からしきたりに縛られず、自由に着物と帯を組み合わせています。

私の場合は、着物の季節を月ではなく、気温と空気感で選んでいます。例えば、すごく暑ければ6月でも薄物を着ますし、室内の暖房何暑ければ、3月下旬頃から単衣を着ます。単衣と袷の間の季節に、胴抜きを着ることも多いです。

それなりの高価な帯に、レジンを使って手作りした帯留めを使うこともあります。

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大切なのは、着物を着ることを、自分らしく楽しむことだと思います。そして、もっと簡単に省略できることを省略して着られると、難しい知識がなくても、誰もが楽しめます。

知人の中には、着物の雨コートを普段の雨具にしている方もいらして、とてもカッコよく着こなしています。

 

日本中に自由な着物文化が定着すれば、もっともっと着物の可能性は広がっていく気がします。