私の見ている世界

子供たちが成人して、愛犬たちとメダカたちに夢中。傍らで綴った小説は、来春電子書籍化されます

愛犬と動物病院と野良猫の話

先日、シェリーちゃんとももちゃんの定期検査のため、いつもの動物病院へ行ってきました。ふたりとも肝臓の数値が劇的に下がっていて、投薬はこのまま継続だけど、定期検査は2ヶ月後になりました。ひと安心です。

今回、お話ししたいことは、愛犬たちのことではなくて猫さんの話。

この日、待合室で診察の順番を待っていると、若い男女が子猫を連れて入ってきました。この病院では、受付から右手が猫の待合室、左手が犬の待合室と分かれています。分かれていると言っても、すぐそこに丸見え。

通常、犬たちはリードを付けて飼い主さんの膝の上や足元で待つため、この日もシェリーちゃんとももちゃんは私の膝の上にいました。少しすると、シェリーちゃんにしては珍しく落ち着かない様子で尻尾を振りながらクンクン鳴き始め、猫側の待合室の方を見つめています。

シェリーちゃんの視線を見ると、子猫さんはリュック型のキャリーから出されて飼い主さんの膝で可愛い声で鳴いています。先住猫に育てられたシェリーちゃんは猫が大好きで、普段から猫に反応してしまうので、子猫さんが怖がるのではと心配。子猫ちゃんの飼い主さんによると、家の近くで放置されていた子猫ちゃんで、この日は予防接種に連れてきたと言います。

程なくして、今度はとても大きな猫さんを大きなゲージで運んできたヘソ出しショートパンツのお嬢さんと真っ赤なスリムパンツにド派手な金ネックレスの男性。ゲージの猫さんは、全然動かず、鳴かず、ちょっとぐったりした様子です。男性の方が大きな声なので、受付で話している会話が待合室に響きます。

家の近くでぐったりしているのを最初に発見してから数日が丸1日が過ぎて、誰も引き取っていないため野良猫だと判断して連れてきたと言います。受付の女性に、「万が一、治療が必要で一度の診察では済まない場合はそのまま継続して世話ができますか?入院となったらどうしますか?」と、尋ねられ、付き添ったヘソ出しショートパンツの女性がすかさず「はい」と返事をして、男性は「その場合はうちで飼います」と言っていました。

野良猫さんの様子から、緊急性があると病院側が判断した様子で、すぐい診察室へ入れて他の診察が一時ストップとなりました。

私は、愛犬家ですが愛猫家でもあり、自宅の敷地内で出産した野良猫さんファミリーをを2度ほど保護した経験があります。母猫と生まれたばかりの4匹、5匹の子猫を引き取り、近所の獣医さんで検査と去勢手術、予防接種を済ませ、獣医さんの協力で猫の引き取り先を探すまで。最初に保護したときに子猫を1匹我が家で引き取りました。

あの獣医さんは既に廃業していますが、とても親切な先生で「治療費用はうちとお宅で折半にしましょう」と言ってくださいました。

野良猫は、保険適用もなくその費用だけでもバカになりません。ファッションだけで何となくパーソナリティを軽視してしまった自分がとても恥ずかしいです。

そして今回、動物病院で見かけた野良猫を保護した二組と猫さんのお陰で、廃業したあの親切な獣医さんを思い出しました。自分もそういう人になれたらいいなとしみじみ。

それぞれが幸せに暮らしていたらいいなと思っています。